令和二年6月16日(火)
無事、今年の展示会「心静かに茶道具を楽しむ会」も終了、皆様のお陰でつつがなく良き会となりましたことを感謝申しあげます。
ありがとうございました。
さて、梅雨入りをし、日本ではコロナの感染がやや落ち着きを見せ茶会は行えないにせよ「お稽古」がぼちぼち復活してきたようです。
裏千家の家元は、大正時代スペイン風邪がはやった事による濃茶のまわしのみ対応策としての「各服点」(=濃茶を一人分を一碗ずつ各々に点てる点前。)の話が出て参りました。
その後永らく顧みられなかったのですが、ここへ来て新たの考え方として注目されているようです。100年前の作法はいささか難解で、不便な事もあり廃ってしまったのかもしれません。
いっそ「重ね茶碗」や初釜の濃茶宜しく次々と点てて、飲み終わった茶碗の回収をスマートに出来るようにするだけでも出来るのではないかと思いますし、点前作法ばかり余り堅苦しく考えずとも流儀を超えて可能な事に成りはにないかと愚考する次第ですが。どうでしょか。