まだまだ先の見えないコロナ感染拡大、稽古場の閉鎖も相次いでいます。
新潟県の知事は「文化の救済」を訴えていますが、趣味の延長線みたいに思われている茶道はどうなんでしょうか?
教えていらっしゃる方も、習っていらっしゃる方も、炉風炉の切り替え時期の筈が何となく炉が終わって、風炉はいつから始められるのやら。
こんな時だからこそ、日頃なかなか出来ないことや、やったことのない「茶湯に関わること」してみませんか。
一つには「風炉灰」。まずは手入れから。これはひたすら「篩う」事です。ただし良い篩でなくてはいけません。目の粗い篩ではどんなに篩っても労力の無駄というものです。いくら時間があってももったいない。
灰がなければ、求めたらいい。じっと時が過ぎるのを待つのではなく、茶の道へ進む方法はお点前をすることだけではありません。稽古がないからといって腐らないで、良いお茶人の第一歩を進めて下さい。