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唐物写茶入

段々に進むと「今日からは唐物のお稽古を致しましょう」とか「そろそろお台子にはいりましょう」とか師匠にいわれドギマギした経験はだれでも持っているのではないでしょうか。

そういった「伝物のお点前」は複雑になりますし、とても丁寧になります、おまけに盆に載る点前まで出てきてどうしようかと思ったりした事も有ったのではないでしょうか。たかだかお茶を入れる器に過ぎないのに何故こんなにまでして扱わなければならない茶道具があるのかと思いませんでしたか。そこで何故そうなるのかと師匠に問うと、「これはこの茶入が「唐物」といわれる物で昔々、支那から渡ってきた茶道具で、なお且つ昔は領地一国と取り替えたほど貴重な物まであった」などという説明に、「そうすると貴重なものでおまけに高そうな物なんだなぁ。」と一応納得してしまったりします。

しかしお稽古の道具となると点前は異なるにも関わらず「和物」から「唐物」、「台子」に至るまで「使う茶入」が同じだし、はっきりいって「どこが違うのかなぁ?」と思われることはなかったでしょうか。

そんなことから、今から30年ぐらい前にお稽古用に唐物写の茶入が造られるようになり、和物の名物も加わり今では多くの写ものが登場しています。

これらの「写」の茶入を用いることで、多くの情報を得られることも間違いありません。

 

唐物中興名物茶入

小堀遠州がセレクトした茶入の中から選ばれたと云われるのが「中興名物」の茶入です。
裏千家では「行之行台子」「大圓之草」に用いられますが、その数は限られます。
唐物中興名物に該当する茶入は

・岩城文琳

・吹上文琳

・木下丸壷

・富士山肩衝(小肩衝)

・堅田肩衝(大肩衝)

・玉津島瓢箪

が挙げられるが、他に中興名物唐物茶入として

・唐大海

・唐物耳付(土屋家伝来)

・唐物耳付(酒井家伝来)

・唐物鮟鱇

などが存在します。ただし形状からして、行之行臺子點前に用いるものとしてはいささか不似合と思われます。むしろ、雲州蔵帳では中興名物とされている「名物並み」として

・若草文琳

などは、使える範疇でしょう。

 

岩城文琳茶入【中興名物】唐物
陸奥国の戦国武将岩城貞隆が所持していたところからこの名がある別名・・・上天文琳
  仕覆・・・鳥襷緞子 柿地大内菱、花色地菱紋緞子、白地古金襴、濃花色白極緞子
  盆・・・・青貝唐子絵四方盆
  挽家・・・小堀権十郎
  伝来・・・岩城貞隆~伊達政宗代々~坂元金弥(東京)
  所持・・・藤田美術館

吹上文琳【中興名物】唐物
小堀遠州が『古今集』の「秋風の吹上にたてる白菊は花かあらぬか波の寄するか」(菅原道真)の古歌にちなみ、景色を吹上の浜に寄せる波に見立ててつけた銘。
  仕覆・・・白極緞子(はくぎょくどんす)、
       (参考 しじら間道、)
  書付・・・書付、小堀遠州。外箱桐白木書付、松平不昧。
  伝来・・・小堀遠州~酒井雅楽頭忠以(宗雅)
       ~松平不昧代々・伯爵直亮~五島慶太
  所持・・・五島美術館

木下丸壺【中興名物】唐物
  木下勝俊が所持したところからこの名があるという。
  仕覆・・・木綿間道 笹蔓緞子、萌黄地獅子緞子、卍緞子)
  盆・・・・唐物内朱盆(堆朱端彫、楊成作)
  書付・・・小堀権十郎
  伝来・・・木下長嘯子~土屋相模守政直~若狭酒井家代々・伯爵忠道

富士山肩衝(小肩衝)【中興名物】唐物
胴の釉の景色が富士山のような釉がかりを置形としているところから小掘遠州が命名した。小振りながら胴下脇のふくらみが力を見せ栗色の釉色がすこぶる艶高く、小堀遠州が中興名物の筆頭にあげられた所以とされている一品である
  仕覆・・・鎌倉間道 白極緞子、藤言切、白間道織留)
  盆・・・・唐物籠地四方盆
  書付・・・松平不昧
  伝来・・・小堀遠州~阿部豊後守~上田宗吾~松平不昧
  所持・・・湯木美術館

玉津島瓢箪(たまつしまひょうたん)【中興名物】漢作唐物。瓢箪。
小堀遠州が挽家に記した銘に因る。箱蓋裏に石州筆で「和歌の浦に又もひろはゞ玉津島おなじ光の数にもらすな」とある。
  仕覆・・珠光緞子、柿色間道、栗色小格子間道、白地間道織留、唐物萌黄花鳥模様金襴
  書付・・片桐石州
  伝来・・尾張徳川斉荘~徳川美術館。
  所持・・徳川美術館

堅田肩衝(大肩衝)(かただかたつき)中興名物。唐物。肩衝。
  口作は捻り返しが鋭く、甑が高く、甑際に浮筋一線が廻り、肩が衝き、肩先が丸味を持ち、胴はふっくらと膨らみ、全体に壷型をしている。釉は艶のない茶褐色で、釉止まりは高く、三分の一が土見せとなっている。
 仕覆・・丹地唐花金襴、花色梅鉢二重蔓緞子、日野間道、朱印切地合之様成雲龍紋
  書付・・小堀遠州
  伝来・・成瀬隼人正~村山龍平~香雪美術館
  所持・・香雪美術館

唐大海(からだいかい) 中興名物。唐物。
唐物の大海の意。口縁は捻返しが厚薄不同で、甑下が張り、周囲に沈筋一線が廻り、肩先から胴まで次第に張り、肩先から胴廻りにかけヒッツキが数ヶ所があり、胴以下轆轤目が浅く廻り、盆付まで次第に窄まり、底は朱泥色の土で板起し。黒金気色の上に柿金気釉が錯綜し、肩先から黒釉が一筋なだれ盆付まで達するものがある。
 仕覆・・、浅黄地唐花緞子
  書付・・小堀遠州
  伝来・・小堀遠州~尾関文右衛門~木津宗隆~松井左兵衛~村山龍平
  所持・・香雪美術館

若草文琳 名物並。唐物。文琳。
後陽成天皇が『新古今集』の「薄く濃き野辺の緑の若草にあとまで見ゆる雪のむらきえ」の歌を引いて命銘したもの。もと本光国師が所持したところから「国師文琳」の名もある。
 仕覆・・定家緞子、笹蔓緞子、奈良切
  書付・・小堀遠州
  添盆、堆朱丸盆。
  添掛物、有栖川孝仁親王筆。
  伝来・・金地院崇伝賜号本光国師~日置清兵衛~山脇宗興~後藤程乗~
      大賀善兵衛惟要~稲川安右衛門~住友吉左衛門~泉屋博古館
  所持・・泉屋博古館


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