「風炉」「炉壇」
釜は火を掛けなければ役に立ちません。火を掛ける場所即ち風炉や炉が必要になります。
風炉について
一般に茶の湯は風炉から始まった、とされてきました。ご自宅の稽古を始める際にも「炉」ではなく「風炉」から始める方が取り組みやすくもあります。
現代においては釜と風炉をセットで販売されるのが一般的です。しかし様々な形状の釜があり、どんな風炉が本当は似合うのか、については曖昧です。
それではこれから釜にあわせた風炉を求めるのにはどの様な基準で選んだら良いのでしょうか。次ぎにお話ししていきましょう。
目的にあった購入法1=最初に手にする風炉
まずは稽古用に求めたい。
これからお稽古のために使いたい釜のための風炉を求めたいとお考えなら、出来るだけ早く手にしたいのが人情です。
また出来れば安価で手にしたとなると、やはり現代作家のものが求めやすいものです。
以下の手順に従い、風炉を選んで下さい。ご満足いただける風炉が手に入ると思います。
「お流儀はどちらですか?」
風炉釜を漠然とお考えのお客様に茶湯・晴山ではまずこうお尋ねします。
流儀により使いやすい物、基本使ってはいけない物、たとえ廻りの方々(先生や、お社中、お友達)が持っていても実はあまりお薦めできないものなどもあるからです。
ぜひとも「お流儀にあった風炉」をお求め下さい。