茶湯・晴山特製 末広炉壇 取手付
茶室を造りたい、家で炉の稽古をしたいなどお考えの時には、まず炉壇が必要になることと思います。
正式には土壁で出来た本物の「黄土製炉壇」を理想としますが、高価である、重い、欠けやすい、塗り替えが必要等といった欠点が上げられます。
茶湯・晴山では、「本炉壇」を忠実にステンレス鋼板と特殊塗装で再現。
炭の燃焼効率を高める形態も研究し開発した「茶湯・晴山 特製 末広炉壇 取手付」です。。
茶室に収まった状態では土壁と見まごうほど。すでにお使いの皆様から大変喜ばれております。
「茶湯・晴山 特製 末広炉壇 取手付」の特徴
①京都でしか作れない黄土塗本炉壇の趣を取り入れています。
②黄土塗本炉壇と同じ高熱効率反射角を実現した末広型。
底が広いので空気の対流を助け火の熾りが良い構造です。
③長年使った後でも塗りたての雰囲気が味わえる「塗り替え」もお値打ち価格で何回でも可能。
④回転式取手付きで炉壇や灰の出し入れが容易に。
サイズは以下の通りです。
上端 420mm x 420mm x 高さ305mm 底部一辺 330 x 330mm
(※写真の五徳は商品に含まれません)
茶湯・晴山お薦め 炉用五徳
この五徳は古来よりの正式寸法です。特に表千家の方々はこの寸法でないと正しく据えられません。
炭の入れやすい大きさですから炉中に余裕ができ炭手前もしやすいこと請け合いです。正式寸法ですから末広炉壇にあわせて是非ご一緒にお求め下さい。
炉用灰 精製済み(推奨)
原料の灰は国内産の木(炭、薪、木工材)を燃やして作りました。炉灰作りは、シッカリ手もみして粒状にしています。炉に入れるとき落ち着くように湿らせています、(湿し灰の状態になっています)
末広炉壇に ご一緒にいかがでしょうか。通常10から12個が適量となります。
土用に灰汁抜きをした炉灰 です。
撒き灰、湿し灰としてそのままお使いください。
特製 末広炉壇 取手付 |
特製 末広炉壇 取手付」の特徴
○京都でしか作れない黄土塗本炉壇の雰囲気を再現
京都でしか作れない黄土塗本炉壇の雰囲気を再現しています。しかも本炉に比べ軽量。
どなたでも気軽に本格的茶湯空間を手に入れることが出来ます。
○本炉壇と同じ末広型にて高熱効率反射角を実現した特殊構造
底に向かって開く高熱効率反射角を実現した特殊構造によって、熱を下向きに反射し火勢を強くすることができます。このことはすでに「茶湯の科学入門」(堀内國彦著・淡交社P39)にも紹介されています。
○炉灰の出し入れが容易に可能な回転式取手付き
また、炉灰の出し入れが容易な回転式取手付き。灰の片付けなど炉壇の上げ下ろしが簡単です。
○サビ・腐食に強い
本体は灰のアルカリや床下の湿気による錆、腐食に強いステンレス製です。従来の鉄製・銅板製のものは安価でも腐食に弱く錆びてしまい、灰に悪影響を及ぼすばかりでなく、危険を伴う場合があります。
○土の塗りたて、開炉の雰囲気が味わえる「塗り替え」も
経年劣化で痛みが出た場合でも再び塗りたての雰囲気が味わえる「塗り替え」も、お値打ち価格で何回でも可能です。
ぜひ「特製 末広炉壇 取手付」をご用命、また取り替えをご検討ください。
末広炉壇に関するお問い合わせを多く頂いております。
お問い合わせの多いご質問にお答えします
Q1 炉壇はどんなステンレスで作られているのでしょうか。
どのような構造で作られているのでしょうか。
A
ステンレス鋼板=SUS430 2㎜ 厚板を使用しています。
SUS430はクロムの組成比から18Crステンレス(18クロムステンレス)とも呼ばれます。耐食性に優れた汎用のステンレス鋼材です。建築内装用、家庭用器具、家電部品、厨房機器などに使われます。13クロムステンレスに比べると、耐食性、耐熱性には優れています。
成型 = アルゴン溶接で一体成形に仕上げ 隙間にパテを充填しています。
Q2 表面は塗ってあるようですが ツルツルなのでしょうか それとも壁のように少しザラザラしているのでしょうか?
炉壇の色は素材は何でどのように塗装されているのでしょうか。
A
土壁状につや消し状の細かい凹凸の仕上げです。
塗装= 下地 プライマー
ウレタン樹脂塗料 1層
ポリウレタン樹脂塗装 2層
各焼き付けは 130℃~140℃ です。
Q3 表面の塗装は何度でも塗り直しがきくとのことですが、塗り直しが必要な状態になるのでしょうか。(塗膜が熱などではがれたりはしませんか?)塗り直しは毎年必要なのでしょうか。
A
通常は掃除機のブラシでお手入れが可能です。
年劣化で傷や汚れが出た場合、塗り替えが可能です。
塗り替えされる場合、平均五年から十年に一度程度です。
使用方法により五徳や釜で塗装に傷が入った時など、水分の混入などで塗装がはがれる場合もあります。底辺部など目立たないところであれば、そのままでの使用に支障はなく、錆びもうきません。
Q3-1 その場合、費用はどれだけかかりますか。
A
お問い合わせ下さい。
Q4 炉壇の底の寸法は記載してありますが 開口部の大きさはどの位でしょうか?現在 唐銅の炉壇が入っております。この炉壇を入れる時そのまま入れ替えても大丈夫でしょうか?
A
開口部の内法は 300㎜×300㎜ ですが
底広ですので 底辺では外寸底 330 x 330mmぐらいとなります。
末広炉壇は底が広いので余裕を持って開口して下さい。
Q5 別に この炉壇の高さに合わせた炉壇受けのようなものを入れなくとも大丈夫でしょうか?
A
炉壇受けは必要ありませんが、把手の部分が下側に出ますので、収納スペースは必要となります。お気をつけ下さい。
Q6 電熱器は使えますか?
A
本商品の場合コードが上から出る、形になります。
別注で 炉壇にコードを出す穴開けと
灰を入れるときに穴をふさぐための可動蓋を着ける加工が可能です。
穴開けの位置は炉壇側面の中央下部がお薦めです。
灰を入れた場合隠れる場所にもなります。
※穴開けは本体の組立から始めるため、二ヶ月ほど猶予を頂戴いたします。
お早めのご発注をご検討下さい。費用は加工賃、蓋代で10,000円程度になります。
・その他の炉壇について
一方、最も良く見掛けるものに「銅板」で出来たものがあります。これは、加工がしやすく比較的安価で塗り替えも必要が無い(出来ない)ため普及したもので「炉壇は銅製」の物と思い込んでいらっしゃる方も多くいらっしゃいますが勿論、銅ですから緑錆(ろくしょう、銅の錆び)が出たり変色したりして見た目は良くありません。
なかでも安価なモノ銅板も薄く歪んだり、傾いたり変形して危険な場合もあります。
「鉄製」で塗装をしたものでも灰のアルカリによって腐食が進み、錆びによって灰を痛めます。
同様に塗装を施し便利そうな「組み立て式」のものでも変形した例も事実ありました。
勿論「鋳物」製は「型」で作るため、「底すぼまり」になっていて火の起こりも悪く、寸法がずいぶんと異なっています。同様に「陶器」で出来たものは寸法違いばかりでなく、破損しやすいといった問題もありますし、いずれも「色合い」も良くなくのでお薦めできません
「石炉」と言うものもあり、これを正式(?)とする流儀もあるようですが重い、高価である、釜を当てて傷める、と言った点でお薦めもしませんし、いまでは滅多に見掛けないようです。
ほかに既製品ではなく大工さん、左官屋さん、鈑金屋さんらが作るモノです。これらは寸法間違いも多く、材質(銅板、ステンレス、コンクリートなど)による見た目がよくないことからもお薦めできないところです。
正式なサイズ、色合いではない「銅製、鉄製、陶器製・手作り品」などは「代用品」。出来れば使用しないようにしたいものです。
特製 末広正寸大炉 取手付
極寒の時期、裏千家ならではの侘びた点前「大炉」で使用する炉壇は本来、「ねずみ色の土」を塗った物で、風情もあって大変よいのですが、高価である、欠けやすい、通常の炉壇より大きく重いなど、なかなか使用しにくい物でした。
また、従来市販されていたものでは一見正しい大きさのように見えますが、炉壇の縁の巾が広いので炉中が狭くなり、初炭の湿灰や後炭での炭が入れにくいことや、釜が点前座から離れてしまうので上げ下ろしが大変になる、など使えない「間に合わせ品」ばかりでした。
そこでステンレス鋼と特殊塗装で「本炉壇・大炉」を研究、忠実に再現した「末広正寸大炉炉壇」を開発しました。 茶室に収まった状態では本土壁と見まごうほど。すでにお使いの皆様から大変喜ばれております。
晴山特価
サイズは
上部一辺が 545 x 545 x 高さ 302mm
底部 446 x 446mm
茶湯・晴山お薦め 炉用五徳
こちらの五徳は本寸仕上げですので大炉中での収まりも良く
従来品より炭のおきやすい大きさで制作しています。
炉中に余裕のある末広大炉炉壇に特にお薦めです。
是非ご一緒にお求め下さい。
直径 約8.9寸 爪の長さ 約4.7寸
玄々斎が大炉を好まれたときに作られた
北山丸太拭漆踊桐漆蒔絵の炉縁を再現致しました。
是非ご一緒にお求め下さい。
炉用灰 精製済み(推奨)
原料の灰は国内産の木(炭、薪、木工材)を燃やして作りました。炉灰作りは、シッカリ手もみして粒状にしています。炉に入れるとき落ち着くように湿らせています、(湿し灰の状態になっています)
末広炉壇に ご一緒にいかがでしょうか。通常20から25個が適量となります。
土用に灰汁抜きをした炉灰 です。
撒き灰、湿し灰としてそのままお使いください。
「末広正寸大炉 取手付」の特徴
○本炉壇大炉と同じ末広型にて高熱効率反射角を実現した特殊構造。
底に向かって開く高熱効率反射角を実現した特殊構造によって、熱を下向きに反射し火勢を強くすることができます。このことはすでに「茶湯の科学入門」(堀内國彦著・淡交社P39)にも紹介されています。
充分な炉中の広さを確保することで炭手前もしやすくなっています。
○炉灰の出し入れが容易に可能な回転式取手付き
炉風炉の入れ替えの時には、炉灰の出し入れが容易な回転式取手付き。灰の片付けなど炉壇の上げ下ろしが簡単です。
○サビ・腐食に強い
京都でしか作れない鼠土塗本炉壇の雰囲気を再現しています。しかも本炉に比べ軽量。
本体は灰のアルカリや床下の湿気による錆、腐食に強いステンレス製、従来の鉄製・銅板製のものは安価でも腐食に弱く、すぐ錆びてしまいます。
○塗りたてで開炉の雰囲気が味わえる「塗り替え」も
経年劣化で痛みが出た場合でも再び塗りたての雰囲気が味わえる「塗り替え」も出来ます。お値打ち価格で何回でも可能です。
ぜひ「広正寸大炉 取手付」をご用命ください。