木地・塗り物などの水指
歴史上古くから登場するのが木地の桶や、塗り物の容器で出来た水指です。
従来水指は基本的には「皆具」から派生した物とされ
木地物や塗り物は「極侘び」の道具と考えられていましたので
一部流儀により「塗りの手桶」は長板、台子にも地位ともよいことになっていますが、
棚には使用しないことが原則です。
木地の水指は使い切りが原則と考えられており
よって、木地の水指は新しい物を使用するよう心掛けていました。
木の香漂う真新しい水指はそれだけでも一つのご馳走です。
木地の釣瓶水指は名水点に使われることも多く。
名水点の際はしめ縄を張って神聖な心でお点前をします。
この水指に合わせたしめ縄、しでをセットしました。
木地の釣瓶水指は名水点に使われることも多く。
名水点の際はしめ縄を張って神聖な心でお点前をします。
この水指に合わせたしめ縄、しでをセットしました。
玄々斎好葉蓋点前にもちいる水指として知られるもので。
裏千家で夏のお点前には欠かせない逸品です。
金箔を散らした意匠は七夕をイメージする物です。
利休好の真塗手桶水指を江岑が少し小振りに
朱塗りで全体を仕上げ、銀の箍をはめ華やかに仕上げています。お正月などのお点前には「若水」を感じさせ、新年を迎えるにふさわしい逸品です。長板にも映える物です。
利休好木地曲水指。
裏千家では傳物のお点前には
不可欠な水指です。