各流儀共通の炉釜
真形釜、利休好、流儀の好でない釜全般を指します。天明系や古作系の姿のもの、江戸釜系のものなど種類も豊富ですが、新作の場合は原形の確かなもの(名物釜の写など)を選ぶと良いでしょう。
菊池政光(山形)
現代作家の中ではも多くのバリエーションを持ち、比較的安価で錆びにくい仕上げですから、お稽古用の釜として最適です。
季節の釜
茶湯は季節を大切にしそれに伴う茶道具も様々に変化します。炉釜においても年が明けるとめまぐるしく変化するところも楽しみの一つです。
極寒を迎える頃には湯気の多く上がる「広口釜」がごちそうとなります。
日も長くなり暖かな春に向かう季節には「釣釜」や「透木釜」を用います。炭手前の変化も楽しまれてはいかがでしょうか。
菊池政光(山形)は現代作家の中ではも多くのバリエーションを持ち、比較的安価で錆びにくい仕上げですから、季節ごとのお稽古用の釜として最適です。
極寒にふさわしい広口釜です。菊桐の地紋の釜を「政所釜」と称しています。「姥口」の扱いで大炉にもお薦めです。
流儀を問わずお使い頂ける透木釜です。
上品な仕上がりで使いやすいでしょう
「釣釜」
「釣釜」には一般的に「筒釜」や「鶴首釜」などを用います。風炉で用いる釜でもあり兼用出来るので揃えておきたいものです。風炉釜の「筒釜・富士釜・鶴首釜」からお選び下さい。
釜をつるためには「鎖・釜弦・釻」の三点が必要です。お薦めのセットはいかがでしょうか。
釣り手=哲匠作