利休好 鱗籠炭斗
その組み方に特徴のある龍で、細部にわたって利休が注文をつけたことが想像されます。やはり口は丸く、底は三角の角切りになっていて、三方に竹を渡して足の役目をしており、その一本に碌々斎が花押を朱漆書しています。箱書も碌々斎で、利休形であることを証明しています。
鱗形の造形と竹組みの調和 槍垣状に組まれた竹組みが鱗形の造形とよく出合っています。口辺も竹口にし、細竹の緑かがりが見どころを作っています。
炉用 炭斗 利休好・各流儀共通
利休好 達磨炭斗
達磨龍炭斗の本歌は口が広く、胴が張った器形で、編み目は敵密で軽快。「達磨籠」と称されており、このような形状は、釜にもみられるように「達磨形」と呼ばれる。杉材の内箱蓋表には利休が「寸見(炭)と里家(箱のこと)」と書付け、同底には「千宗易」と墨書している。中箱には宗旦が、外箱には表千家七代如心斎が極書をしている。さらに同六代覚々斎と武者小路千家六代真伯の書状が添っている。また、総箱の蓋表には萬仞宗岱が「利休所持 天下名物 (花押)」と書いているそうで、由緒正しい利休好の炭斗です。
利休好の炭斗として古くより写しが多く伝世しています
油竹菜籠炭斗(あぶらだけさいろうすみとり)
不審菴蔵の本歌の本作は油竹を組んだ菜龍形の炭斗です。
口縁部が丸いのに対し底は四方形で、また竹と口縁部の籐との対照が美しい。唐物の炭斗とは異なり、ざっくりとした素朴な編み方がわび茶にふさわしいものとして後世に大きな影響を与えました。箱蓋裏には表千家八代?啄斎が「伝来 利休所持菜籠寵 宗左(花押)」と極書をし、同表には同九代了々斎が「菜籠 利休油竹炭取 不審什(花押)」と添書しています。
利休好 瓢炭斗
瓢(ふくべ)=主として口切や開炉のころに使用されます。古く利休以前から炭斗として用いられていたようです。
上記の通常価格商品です
平成25年10月30日までの特価です。
お申し込み分限定20個のみ。