長板
「台子の地板を長板という」という風に長板の発生に関してはいわれ続けてきましたが、近年異説も登場しています。
「茶を点てる道具を置き合わせた物」を原点とするという説です。ですから「長板から台子が生まれた」との説、あながち間違っていないようです。
長板の基本的なものは利休形といわれる「真塗」他に「柿合塗」「木地」などがあり、炉風炉で大小があります。
また「流儀の好物」も数種類あります。
真塗長板 利休好 炉風炉 稽古用なら「真塗」でも手頃なものが一番
晴山が考える選ぶ一つの基準。台子はお稽古が中心です。なら安いが一番。
気兼ねなく使えるのでお薦めです。ただし全国どこでも京間をお選び下さい。
真台子
台子の原点とされる「真台子」は利休形としてサイズも集約されていきます
。これは「幅三尺五分、奥行一尺四寸、高さ二尺二寸」という物で様々な茶道具の寸法の基準ともなっています。
竹台子
真台子と同じサイズです。炉・風炉で使えます。
大きめの風炉を使ってても余裕でおけます。
一般的に見られる少し小ぶりな大きさです。
本来は炉用でしたので風炉は小ぶりなものを選びましょう。
及台子
元伯宗旦が東福門院様のために好んだ華やかな台子です。
利休好にくらべ少し小ぶりな大きさです。
炉用で好まれましたので風炉では用いません。