「建水」
建水に特定の決まりはありませんが、そうであるが故に、他の道具組と重なりにくい「唐銅」の物をまず、お奨めします。
七種建水と呼ばれる昔からの形のものがあります。大脇差、差替、棒の先、槍の鞘、瓢箪、餌畚、鉄盥がありますが、大脇差、差替は陶器製(大脇差黄瀬戸)といわれています。
「利休形 唐銅餌畚建水」=利休形ですので、これを基本と考えて、持っているとよいでしょう。
4寸6分×3寸0分
「唐銅箪瓢(たんぴょう)建水」=七種建水の一つ。
瓢箪の上下が返っているところからの名前です。流儀を問いませんので、バリエーションとして持っているとよいでしょう。
4寸8分×2寸4分
「唐銅槍の鞘建水」=七種建水の一つ。
武具である槍の鞘の形ににているところからの名前です。蓋置を柄杓に差して持ち出す扱いをします。流儀を問いません。
3寸4分×4寸6分
「唐銅棒の先建水」=七種建水の一つ。
棒の先の形からの名前です。槍の鞘と同様、蓋置を柄杓に差して持ち出す扱いをします。流儀を問いません。
般若勘渓(桐箱)
商品コード:K-kensui006 4寸0分×3寸8分
「唐銅平建水」=七種建水の一つ、金盥とも。卓下建水として小卓(桑小卓、桐小卓など)に用いる建水です唐銅の物は現在ほとんど造られていません。手に入る唯一の物といってもよいでしょう。流儀を問いません。
6寸6分×1寸7分
「唐銅鉄鉢建水」=雲水が持つ仏具に因んだところからの名前です。流儀を問いませんので、バリエーションとして持っているとよいでしょう。
5寸1分×2寸6分
「モール菊割建水」=打ち出し銅器をムガールに因み毛織、莫臥爾などとも書きます。中川浄益が本歌ですが流儀を問いませんので、バリエーションとして持っているとよいでしょう。
4寸7分×2寸8分
4寸7分×2寸8分