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「ネットで楽しむ茶事十二ヶ月」=茶の八月(夕去りの茶事)

 

夕去りの茶事

「夕去りの茶事」は本来、季節を問うことはないのですが、黄昏時の一番美しくなる秋口、まだ残暑の頃、夕涼みを兼ねて行うのに、なんとなく相応しい茶事だと思います。早起きの苦手な方でも夕去りの茶事は午後四時から五時頃の席入りで行われ、夜咄と同じように終りますから、茶の湯でのもう一つの避暑法ともなるのではないでしょうか。

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日の傾く夕暮れ時の席入り

利休の頃から催され、『南方録』の七の巻に「暁の会に似たる心あり、夕去りより来る客あり、暁の働き心得べし」とあります。午前四時頃のにはじまる「暁の茶事」と全く逆になっており、心得は同じであるということになります。「暁の茶事」が「中立までは夜の茶」「後入りからは朝茶」となるのと反対に、「夕去りの茶事」は、「中立までが昼の茶」「後入り後は夜咄」のようになります、特に他の茶事と全く異なる点は「初座は花床」になり、「後座が掛物」になったりします。
初入でなく中立で「手燭交換」を行うのも、この茶事ならではの風情があり、初座は正午茶事に準じ、後座は夜咄と同様の室礼をし、その時の日暮れ具合で、中立までに手燭を出すこともあります。
席中の明るさの相違もその日の天候に左右され、実際には茶事の運び方に相当の熟練を必要としますが、主客とも万事さらさらと事を運び、重々しくならないようにします。
それはこの茶事が、中立を境にして、陽と陰との風情を際立たせる所に面白さがあり、時間を追いかけてゆく妙味があるからです。
 また別に「夜咄の道具」を冬専用に眠らせておくのも、少し勿体ない気もしますので半年ぶりに出してみるの一興かと思います。
 ほかに「盆会」はお盆に催す茶会のことで本来、お茶の行事ではありませんが、盆中は暑中挨拶に来られる人も多く、釜をかけておくことが茶家としてのひとつ心得でもあり、いわば常釜の延長と考えることとも言えます。
そして精霊を送る最後の日、十六日の朝には、朝膳の後に「茶湯(ちゃとう)」をして精霊を送り出すというのも茶人として床しいのではないでしょうか。



地蔵盆

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京都 晩夏の風物詩、地蔵盆

京都で、八月二十二日から二十四日まで(古くは七月)行われる行事で、各町内に祀ってある「石地蔵」を当番の家に移したり、「祠(ほこら)」の前にテントや床几を設け、灯籠、供物などのお飾りをしてこれをまつり、さまざまの余興を行います。
主に子供たちの楽しみの行事として親しまれ今でも伝統を守って行われています。


夏の水指
釣瓶や平水指など夏ならではの水指があります。
極暑の侘茶の演出にはもってこいの物、茶事、茶会、お稽古にも多用されるこれらの水指は「水」を第一のご馳走とします。

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名水点の飾り付け

木地釣瓶の水指は紹鴎が水屋の水貯めとして用いた物が始まりで、利休がそれを席中に持ち込んだともいわれ、(『山上宗二記』)利休は「醒ヶ井」の水を組み入れ「名水点」の原点を創作したときにも用いられたとされます。(今井宗久茶湯日記抜書)今汲み立の水をご馳走とするため、水にたっぷりと濡らし用います。「畳が濡れては困る」という方がおられます。「畳も道具の内」なおかつ「使い切り」位の「胸の覚悟」がないといけません。
 広々とした平水指にはたっぷりと水を湛えたいものです。勿論そのまま点前座には運び込めませんから定座に据えた後水次で水を足して溢れんばかりにしましょう。中途半端ならしない方がまし、木地釣瓶は乾いているやら、平水指の水は少ないやらでは、涼味を感じることは出来ません。釣瓶には外に「唐銅」や「銅の打ち出し」陶器のもがあります。

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富士浅間神社の湧水

昭和六十年三月、環境省が全国各地の湧水や河川の中から百ヵ所が選ばれ『名水百選』としました。
これらお近くの「名水」もお使いになってみてはいかがでしょうか。
比較される物に「手桶水指」がありますが、比較的格式が高く、炉の時期にに多く用いられます。

 

 

 

 

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