第五期=5~10年。社中の友達(先生)をお呼びするころまでに、揃えたい道具。
点前は茶の湯のごく一部(お茶事をしてみよう。)
点前の稽古の話をしてきましたが、実は点前は茶湯のほんの一部にすぎません
といわれると、「えーっ」とびっくりし、また、せっかく覚えたことがすべてでないことに、がっかりするかもしれません.
茶湯の究極の目的は茶事にあるのです.茶事というのは小人数のお客さまを招いて、懐石、炭手前、濃茶、薄茶を行うことで、日本のおもてなしの心と方法の極致といってもよいでしょう。
茶事は勉強しようと思っても、なかなか勉強する機会に恵まれないものです。何かお誘いがあれば、チャンスをのがさず、まずは先輩のかたの間に入れていただくようにして、徐々に親しんでいきましょう。そして、いつか、友だちを招いて、小さい茶事を催したい、と思うようになったなら、もう、りっぱにお茶人の仲間入りです。
茶会を催すには 道具組は勿論ですが 「灰」も重要なアイテムとなっていきます。
風炉や炉の灰は いうまでもありませんが 「煙草盆の火入」も 結構大切です。
火入の灰作りに必要な 筋棒=「 」お薦めです。
茶会、茶事用に限定しているわけではありませんが、「表道具」だけでなく、表に出ない道具である「水屋道具」も欠かせない重要なアイテムです。